近未来×予測テレビ ジキル&ハイド(朝日放送 080907放映)で
家庭の科学 について紹介。
「科学原理を応用することで、日常生活が簡単で便利になる……そんな家庭の科学を紹介」
荒川一郎 教授
・学習院大学理学部
近未来予測テレビ ジキル ハイド 出演者は
世界のナベアツ さん、石塚英彦 さん、八田亜矢子 さん、東幹久 さん、山口もえ さん。
司会は
爆笑問題 田中裕二 さん、爆笑問題 太田光 さん。
◆熱伝導
:温度の異なる2つの物を接触させると、両方の温度が同じになろうとして、熱エネルギーが高温の物から低温の物に移ること。
<ぬるい缶ビールを120秒で冷やす方法>
1)ボールに氷を入れ、缶ビールを横にして押し込む。
2)氷の上(半分は中に埋まった状態)で、缶を転がすように回す。
3)2分間回し続ける。
4)熱伝導により、缶ビールがキンキンに冷える。
(ビールの熱が氷に移動して、ビールが冷えた)
<温泉卵を作る方法>
1)鍋に湯を沸騰させ、火から下ろす。
2)片栗粉大さじ2杯をお玉1杯の水で溶かし、1の鍋に入れて、よくかき混ぜる。
3)冷蔵庫でよく冷やした生卵を鍋に入れ、フタをして15分。
(解説)
・卵の黄身は70度で、白身は80度で固まる。
・片栗粉で湯にとろみをつけると、湯の熱伝導が悪くなり、湯が温度を保ちやすくなる。
<その他>
:炊飯器の内釜のダイヤモンドコーティング
・炊飯器の内釜の表面がキラキラしている。
─>ダイヤモンドでコーティングされている。
・ダイヤモンドは自然界で最も熱伝導率が高く、熱を伝えやすい。
─>普通の釜に比べて熱を伝えやすく、さかんに沸騰するので、泡が滞留し、米粒に熱が行き渡る。
─>ふっくら炊き上がる。
・ダイヤモンドの板を作る技術が発達しているので、熱を伝える性質がさまざまな場面で利用されていくことが考えられる。
(実験)
・ダイヤモンドの薄い板を手に持ち、反対の端を氷の塊に当てると、氷が溶けて、切れる。
─>手の体温がダイヤモンドの板に伝わって、氷が溶ける。
・ダイヤモンドの2千分の1の熱伝導のガラス板で、同じようにしても、氷は溶けない。
◆浸透圧
:水だけを通す膜で間を仕切って、濃度の濃い液体と低い液体を入れると、水が膜を通って移動し、濃度が同じになる。
<レタスをしゃきっとさせる方法>
・しなびたレタスをちぎって冷水につける。
─>30分でシャキッとする。
・レタスの細胞は塩分を含んだ水で満たされているが、しなびたレタスからは水分が失われ、細胞内の液体の濃度が高くなっている。
─>浸透圧により、細胞膜を通って水が内部に入り、レタスがしゃきっとする。
<スーパーマーケットなどの99.9%の水>
・スーパーマーケットなどに置かれている水の自動販売機。
・水道水から、浸透圧によって不純物を除き、99.9%の純度の高い水にしている。
・浸透圧は、「海水を淡水にする装置」にも使われている。
◆真空
:大気圧より低い圧力の気体で満たされている空間。
・真空状態の特徴は、空気や水分が抜けること。
<短時間で肉じゃがを作る方法>
・肉じゃがを作るのに通常約50分かかる調理時間を、20分に短縮できる。
(作り方)
1)ポリ袋に、材料すべて(切った肉・じゃがいも・玉ねぎ、調味料)を入れる。
2)ポリ袋全体を水につけ(口は水上に出しておく)、なるべく空気を抜いて、口をしばる。
3)沸騰した鍋の湯にポリ袋を入れ、弱火でゆでる。約20分。
4)できあがり。じゃがいもの中まで味がしみこんでいる。
(解説)
・真空になると、物体にかかっていた大気圧の影響がなくなり、物体の内部の空気や水分が抜ける。
─>物の吸い込もうという力が働き、元々の空気や水分が抜けた内部に、周囲の液体が吸い込まれる。
(肉じゃがの材料の水分が抜け、隙間に調味料がしみこんだ)
・ほとんどの食材には空気や水が含まれているので、ほとんどのものに他の液体をしみこませることができる。
(例)
「フリーズドライ(真空凍結乾燥)製品」(インスタントコーヒーなど)
・食材をマイナス40度に冷凍し、真空にして(熱を加えずに)水分を飛ばす。
─>色、味、栄養分を損なわずに、長期保存できる。
(実験):荒川一郎 教授
・真空装置(1/100気圧くらいまでになる)にいろいろな物を入れると。
・しぼんだ風船:膨らむ
・気体は無限に広がろうとする性質を持っている。
─>真空になったので、風船の中の空気と大気圧が1気圧ずつで釣り合いが取れていたのがくずれ、中の空気が広がった。
・ショートケーキ:膨らむ。(装置を止めると再び縮まる)
・生クリームに含まれていた空気が膨らんだ。
(真空を利用した新しい食品)
:含侵食品
・食品をフリーズドライにし、形、色はそのままの状態で、空気や水分を抜く。
─>そこに別の液体を入れることにより、違う味を加える。
(例)
:トウモロコシ + チョコレート
・トウモロコシの粒だが、食べてみるとホワイトチョコレートがしみこんでいる。
・北海道のお土産「チョび」として売られている。
八田亜矢子 さん:「おいしい。甘い」
:赤ワイン入りりんご
・りんごだが、赤ワインがしみこんでいて赤くなっている。
世界のナベアツ さん:「大人の味」
:フライドポテトの島とうがらし入り
・島とうがらし(液体のとうがらし)がしみこませてある。
世界のナベアツ さんがトウガラシとは知らされずに食べ、叫んでいました。
(見かけはまったく普通のフライドポテト)
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